「座頭市」
監督:北野武 出演:ビート・たけし、浅野忠信、柄本明、岸部一徳
感想:確かに面白かったんですが。。・・映像は素晴らしいと思ったけど。 北野監督の映画ってセリフが少ない物が多い。 俳優が熱演するのがどうもあまりお好きじゃないみたい。 浅野の演技なんかまさにそうだと思うけど。 あまり疲れるような熱演も見たくないけど映画全体としてちよっと物足りないかな。 クワの音や雨の音・・音が効果的に使われていてとてもリズミカル。 ラストのTVCMでもおなじみの農民達のわらじのタップダンス、圧巻でした。 ちよっと、長いですがあの場面はよかったですね。 女形をやっていたのはちび玉ちゃんなんですかね、わたしは詳しくないのですが。 あの子もよかったですよ、かなり。 そして安田道代、今大楠道代かしら・・ノーメイクでぼろを纏っていても残念ながら農婦には見えなかったけど。 そして、でも・・わたしの映画感想って大抵「でも」がつくんですけど。 でも、ストーリーが良くないと思いました。 仇討ちはちゃんと本人達が止どめを刺さなくちゃ。 市は浪人を殺さなくても良かったのに。 人を斬ってきたのは市も浪人も同じ。 浪人だけが成敗されるのは可笑しいなんて・・浅野が演じていたのでそう思ったのかもしれないけど浪人夫婦を死なせてはいかん・・と、思いました。 最後は浪人夫婦は市にお辞儀をしてどこぞへと去って行く・・これが時代劇だと思うんですが。
でもね、またでもなんだけどすっごい楽しい、シーンがあるよ。 市のことなんだけど・・これは書かない方がいいんだろうなぁ・・うふふ。
まぁ、楽しいシーンはかなりありますよ・・余分なような気もしたけど。 そんなこんなで、みればグランプリじゃなかったわけがわかるでしょう
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